まだパソコンもなかった時代から、コンピュータ業界で取材活動をしていました。すでに世の中に情報化の流れが起こり、経理部門を中心にコンピュータを導入する企業が増えていました。さらには通信技術の進展で企業間だけでなく、製造業、金融業、流通業、小売業までが通信網でつながるようになりました。
この技術動向は同時に、わたしの取材範囲を急速に拡張させていきました。生き残りを賭けて壮大な物流ネットワークを構築しようとする流通業界、熾烈な戦いとなるビッグバンの到来を控えた金融業界の分野も守備範囲に加わったのです。
そしてインターネット技術の発達で業界と業界の境目、いわゆる業際がなくなってきました。もうかれこれ10年以上前のことです。そのころわたしは進展目覚しい流通分野で執筆活動を続けていましたが、そこではじめてネットワークビジネスと出会ったのです。
「消費者参加型の流通大革命」が始まる。ジャーナリストとしての勘が「ピン!」と働いたことを、いまでも鮮明に覚えています。マイクロソフトのワードやエクセル、ジャストシステムの一太郎などパソコンの実用書の分野から、すぐさまネットワークビジネス分野にシフトしました。
それから10年以上にわたり、ジャーナリストとしての視点でネットワークビジネスをウォッチングしてきました。成功者だけでなく、多くの低迷する人やうまくいかなかった人たちからも、その実体験を聞いてきました。
ネットワークビジネスの健全な普及促進のために、それらを上梓し続けるのがわたしのミッションになっています。いまではジャーナリストだけではなく、ネットワークビジネス研究家としてもこの分野の発展のために貢献したいと考えています。
わたしの視点はいつも「これから主流になるものは何か」「それが普及するために何が必要なのか」に集中しています。そして「そのためのわたしの役割は何か」を執筆活動で明確にしていきます。なぜなら、21世紀は本物のネットワークビジネスが一大産業、それも基幹産業へと飛躍すると確信しているからです。 |